フィラー含有樹脂の加工

フィラー含有樹脂を「高速・低コスト」で加工可能

■処理の目的

1)電子部品が基板内に埋め込まれた部品内蔵基板表層の樹脂を削り、表面を露出させる。

 

 

2)基板上の樹脂表面を、回路部分のみを残し削りこむ。

 

 

■従来処理の問題点

 ドライエッチング(プラズマ) ・フィラー含有樹脂のエッチングが困難。
・数十μmの加工に時間がかかる。
 レーザー ・大面積のパターン加工に時間がかかる。
・デスミヤが必要。
 機械加工 ・フィラーで刃物がすぐに損傷する。
・必要な導体や部品まで加工してしまう。

 

処理のイメージ

 

 

■ウェットブラストによるCu配線の露出

特長
・フィラー含有樹脂の全面ハーフエッチング
・Cuエッチングを抑えた樹脂の選択加工
樹脂全面をハーフエッチング

 

■アンダーコート材の加工例

特長
・樹脂粒子や微小アルミナ粒子を用い、導体ダメージを抑えた処理ができます。

■処理条件

  使用粒子
エア圧
処理速度
投射角度
処理回数
:アルミナA#2000
:0.25MPa
:20mm/s
:90°
:パス
アンダーコート材の加工条件
アンダーコート材の加工(未処理) アンダーコート材の加工(未処理)
 
アンダーコート材の加工(4パス後) アンダーコート材の加工(段差0ミクロン)
 
アンダーコート材の加工(6パス後) アンダーコート材の加工(段差7ミクロン)
 
アンダーコート材の加工(8パス後) アンダーコート材の加工(段差14ミクロン)
 
アンダーコート材の加工(10パス後) アンダーコート材の加工(段差20ミクロン)
↑この時のCuの削れ量は0.2μm
研磨材粒子やエア圧力によって加工レートのコントロールが可能

 

■エンベデッドキャパシタの形成例

特長
・Cuをマスクとして利用したパターン加工
・異方向加工による高い容量(寸法)精度
※フィラー入り樹脂に対してCuはほとんど加工されないため、マスクとして利用できます。
Cuをマスクとしたパターニング

■関連装置例WFB-2-2C(ラムダ)

600×250mm までのサイズのワークの表面を全面処理する加工セル装置。

【特 長】
・ノズル幅250mmのノズルをX軸方向に作動させ、最大600×250mmの面積を均一に処理可能。
・治具を変更する事で様々なワークに対応可能。
・ティーチングペンダントにて、ガンの作動位置や速度、ブラスト投射のON、OFFがプログラミング可能。

寸法 1350(W)×1345(D)×2100(H)mm
室内寸法 1200(W)×730(D)×875(H)mm
処理サイズ max 600×250mm
ガン 幅広ガン 250mm 1本
ガン駆動 X軸駆動
ガン駆動速度 1~300mm/s
電源 AC200V, 50/60Hz, 3相
消費電力 約4.2kW(全機器,定格電力の和)
エア供給圧力 0.5MPa以上、0.7MPa以下
エア消費量 4.1m3/min(NTP,ブラストエア圧0.2MPa時)
オプション スラッジ回収装置
ガン角度調整機構(0°, 45°, -45°自動切換)