MWP(Micro Wet Peening)処理 - 自動車部品

MWP処理とは、球形の微細粒子を使用した湿式のショットピーニング工法です。 金属表面に水と混合させた微粒子を圧縮エアで加速衝突させ、表面を改質させます。
改質された表面は、硬化するとともにディンプル(=くぼみ)が形成され摩擦・摩耗特性が向上します。
水を媒体としていますので、微粒子を使用することができ、加工面の冷却効果が高く、表面の応力抜け(硬度低下)が発生しにくい特長があります。

処理のポイント

  1. 水を媒体としていますので微粒子を容易に使用でき、精度の高いカバレッジのコントロールが可能です。
  2. 加工面の冷却効果が高く表面の残留応力を高く保持できます(硬度低下しにくい)。
  3. 水による洗浄効果により粒子の残差が発生しにくい。

処理例

バイクのピストンにMWP処理を行い、性能の変化をテストしました。

ピストン材質アルミ
研磨材グラスビーズ G-0053
粒子径50μm
エア圧力0.2MPa

エンジン性能比較

10時間走行後性能比較

レースにて10時間走行後においても凹部のディンプルが残っており、エンジン性能の低下は見られません。