酸洗やショットの代替、インライン化を実現
棒鋼‐酸化スケール(黒皮)除去

ウェットブラストによる棒鋼の酸化スケール(黒皮)除去前後比較写真

ウェットブラストによる「棒鋼の酸化スケール除去」処理とは?

焼鈍などで発生した棒鋼材の酸化スケール(黒皮)を研削性研磨材で削り取る処理です。
冷間引抜の前処理や表面の仕上げといった工程にお使いいただけます。

ウェットブラスト 3つの特長

  1. 小径SUSグリットによる加工 水の搬送効果により、微細な研磨材を使用した緻密な処理が可能
  2. 脱脂・スケール除去を同時に実現 研削性研磨材が汚れごと表層を削り取るため、前脱脂は不要です。また、水が油の再転写を防ぎます。
  3. 作業環境改善 湿式のため粉じんが発生しない

ウェットブラスト 処理イメージ

WLS

ウェットブラストとは、水と研磨材の混合液を圧縮エアで高速に噴射し、表面を洗浄・加工・改質する技術です。湿式処理のため微細な研磨材を使える特長があり、汚れや異物とともにワーク表面を削りながら微細凹凸を形成することを得意としています。

詳細情報は「ウェットブラスト入門」も合わせてご覧ください

従来工法との比較

「ショットブラスト」との比較
ショットブラストウェットブラスト
方式スチールボールをインペラの回転で投射⼩径グリット研削性研磨材と水の混合液を圧縮エアで噴射
品質スケール埋め込み残渣がある埋め込み残差なし
→研削性研磨材で酸化スケールを削り取る
打痕が大きく、仕上げ加工必要・引抜後の表面粗さ低減
・加工性の向上
→緻密な粗化表面による潤滑剤保持性の向上と残留応力の低減
コスト広範囲に投射するため消耗部品が多いワークへの狙い撃ちにより消耗箇所が限定的
→維持費1/2削減
環境粉じん(火災、作業環境悪化)によるリスクがある湿式工法のため粉じん対策が不要
「酸洗」との比較
酸洗ウェットブラスト
品質ワーク同士の接触部に処理ムラが発生・処理ムラ無し
→ローラ搬送しながら1本ずつ処理
・引抜までインライン化も可能
コスト合金材のスケール除去に時間を要する研削性研磨材で酸化スケールを削り取るため、材質によらない処理が可能
環境中和スラッジ発生スラッジ1/20以下
→酸・アルカリ不使用
重厚長大な薬液層が必要なため新設困難ライン新設が容易
→省スペース、各種届出不要

従来のスケール除去工程における課題

焼鈍材/合金鋼のスケール除去が困難

メカニカルデスケール

ショットブラスト

  • スケール残り発生のため仕上げ前に使えない
  • スケールを母材に埋め込んでしまう

ピーリング

  • 芯ブレにより、均一加工できない
  • 取り代が大きい

酸洗

  • ワーク同士の接触部に処理ムラが発生
  • エネルギーコストが膨大
  • 処理に膨大な時間を要するため、大量の在庫確保が必要

→ウェットブラストにより解決します

ウェットブラストを適用した工程例

三つのポイント

  • コンパクトガンで狙い撃ちするため、確実にスケールを除去
  • 狙い撃ちノズルのため、消耗箇所が限定的になり、保全費を削減
  • 酸・アルカリを使用しないデスケール法であるため、スラッジ発生量を削減

ウェットブラスト スケール除去装置

主な仕様
対象ワークサイズ〜φ40
搬送速度〜60m/min
※サンプルテストにて決定
⼯程WB⇒粗水洗⇒2次水洗⇒水切
装置サイズ4000×1750×2330mm
その他丸棒だけではなく、異形材にも対応
適用実績
合金鋼SCM材、SUJ材、SUH材、42アロイ
炭素鋼S45C、S35C

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酸洗やショットの代替、インライン化を実現
「棒鋼の酸化スケール(黒皮)除去」の詳細はカタログをダウンロードしてご覧ください。

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