メディブライトとは?

処理の原理

「メディブライト」とは、ウェットブラスト技術のなかでも粒径50μm~250μm程度の微小球形研磨材を使うことで、バイク・自動車部品の異物を洗い流し、独特の光沢をもった表面に仕上げる処理工法です。

※ウェットブラストとは、水と研磨材を混ぜ合わせ、圧縮エアの力で処理対象物に吹き付ける物理的な表面処理です。
微小な研磨材が短時間に大量かつ連続して表面に衝突し、汚れやさびを削りとり、水とともに洗い流します。球形の研磨材を使用しますので、母材を削りすぎることなく、一般的なブラストと比べて光沢度の高い処理が可能です。

特長

  • 1.処理対象を選ばない

    アルミ、鉄、ステンレス、マグネシウムなど処理したい部分や汚れの材質に左右されずにさまざまな材質が処理可能です。

  • 2.単なる洗浄以上の処理面

    表面のサビや油汚れなどの除去や洗浄と同時に光沢だしがおこなえます。圧倒的な数の微細な研磨材が、他の工法では実現できない緻密で均一な輝きのある表面をつくりだします。

  • 3.環境にやさしい

    ・粉じんがほとんど発生しないため、マスクや集塵機は不要です。
    ・火災(粉じん爆発)などの危険性もありません。
    ・有害な有機溶剤などの薬品を使用しないため、安心してお使いいただけます。

効果① 洗浄

主に細かいガラスビーズ粒子を使うことで素地表面を傷めずにエンジンの油やカーボン、外装部品の泥やホコリなどの汚れをキレイに除去できます。アルミなどの金属は処理後にピカピカで半光沢のある表面になります。

研磨材の衝突で汚れを削り、浮かび上がったところを水できれいに洗い流します。

処理例

Case 1. シリンダーヘッド

吸気・排気ポート内部にこびりついた油やカーボンがキレイに除去できます

Case 2. ホイールの洗浄

塗装を剥離せずに表面についた汚れのみを除去することが可能です。

Case 3. エンジンガードの洗浄

エンジンガードについた油や泥などのさまざまな汚れには、ジルコニアビーズで、これらの汚れを完全に除去します。さらに、表面の細かい傷もなめらかにできます。

効果② サビ取り

表面に深くまで食い込んだサビを除去したい場合には、ジルコニアビーズを使い表面数ミクロン(1ミクロンは1mmの1/1000)を削り取ると同時に、表面をたたいてなめらかにできます。

SUS、アルミ、鉄などほとんどの金属でサビを削り取ります。

処理例

Case 1. ターボハウジング

鉄や鋼といったサビやすい部品を処理する場合、ブラスト液の中にサビ止め剤を入れることで、ブラストと同時に防錆処理が可能です。

Case 2. アルミシリンダー

アルミはブラスト後の錆の発生が緩やかなため、通常の環境で使用する場合には、防錆処理をおこなわなくてもサビが発生しにくくなります。

効果③ 美装

ウェットブラストの細かな粒子が表面をたたくことで非常に微細なディンプル(=えくぼ状のくぼみ)ができ、独特の光沢が生まれます。

メディブライト処理独自の表面が光を乱反射させ、独特の輝きを生み出します。

処理例

Case 1. フロントフォークカバー

粒子径の大きなガラスビーズを使って処理をおこなうと、汚れの除去と同時に表面に光沢を出す美装処理がおこなえます。

Case 2. エキゾーストパイプ

同じステンレスでも粒子の種類を変えて処理することで、さまざまな表面に変化します。

効果④ 剥離

ジルコニアビーズを使い、表面の薄皮一枚を削り取ることで、塗装やメッキなどの剥離除去が可能です。

物理的な処理のため、幅広い塗装やコーティングに適用できます。

処理例

Case 1. フェンダー

中央部のみブラスト処理をおこないました。(中央が処理面、左右が未処理面)

Case 2. ホイール

右側にガムテープでマスキングを行いブラスト処理をおこないました。(左側が処理面、右側が未処理面)