エンジンなどに付着した油やカーボン、ホコリなどの汚れは、洗剤や薬品、高圧洗浄機などを使用して取り除く方法が一般的です。
しかし、重度の汚れでは除去に時間がかかる、汚れが取りきれない、より強い薬品が必要になるなどの問題を抱えています。

こういった重度の汚れを短時間できれいに除去できる驚きの方法”ウェットブラスト”をご紹介いたします。

脱脂・洗浄のこんなことでお困りではありませんか

  1. 汚れが頑固で取りきれない
  2. 脱脂工程、洗浄工程など工程が多く時間と手間がかかる
  3. 処理後に表面が粗れてしまう

そういったお悩みをお持ちの方に……

ウェットブラストが脱脂・洗浄のお悩みを解決します!!

ウェットブラストによる洗浄

ウェットブラストによる洗浄は、処理対象物の材質や汚れの種類を問わない物理的な洗浄技術です。

洗浄のメカニズム

油汚れ、サビ、カーボン焼けもピカピカに‐ウェットブラスト洗浄

ウェットブラストのノズルから噴射されるのは、圧縮エア、水、研磨材のみです。
ノズルから噴射される水にはごく細かい研磨材(粒子サイズは一般的なブラスト粒子の1/2~1/3程度)が混ざっており、この微細な研磨材が表面の汚れを均一な量ずつ削り取ります。1秒間に噴射される粒子の数は、なんと何千万個にものぼり、この大量の粒子が表面に付着した汚れを細かく削り取っていきます。取り除かれた汚れは、研磨材と同時に噴射される水により洗い流されます。

ウェットブラストによるサビ落としの特長

  1. 重度の汚れを短時間で除去

    数千万個の大量の粒子が対象物に衝突し、水が洗い流すことで、強固な汚れも一瞬で取り除けます。

    シリンダーヘッドの給気ポート洗浄サンプル
  2. 洗浄と同時に脱脂可能

    研磨材により汚れごと表面を削り取り、洗い流すウェットブラストは、油分を同時に除去できます。

    油汚れの洗浄サンプル
  3. 接着に最適な表面をつくる

    洗浄後には、表面に細かなディンプル形状の凹凸がつくこと、濡れ性が上がること、完全に洗浄された表面になることにより、接着前処理に最適な表面になります。

    濡れ性改善した表面
  4. 美しい半光沢仕上げになる

    パウダー状の微細な球形粒子を使用することで、処理後は美しい金属地肌の半光沢表面になります。

    パイプ部品の処理サンプル
  5. 表面をほとんど削らない

    数十μmの微細な粒子を使用するため、金属表面はわずか数μm(1μmは1/1000mm)しか削れません。

  6. 対象物の材質や汚れの材質を選ばない

    薬品とは違い物理的に粒子が表面を削り取るため、材質や汚れの種類を問わずに洗浄がおこなえます。

  7. 複雑形状部品の洗浄に最適

    水と粒子が手の届きにくい隙間や溝にも入り込み、きれいに洗浄できます。

洗浄で使う研磨材

ウェットブラストによる洗浄で使用される研磨材は、微細なガラスビーズ研磨材です。この研磨材は真球状で角がなく、サイズも数十μmのため、表面はほとんど削れず、汚れのみを除去できます。そのため、処理後の表面は従来のブラストのような梨地面にはならず、半光沢をもった緻密な表面になります。

メディブライト処理用研磨材
研磨材拡大写真 グラスビーズG-0090

仕様

G-0250G-0090G-0053
形状真球
中心粒径250-150μm90-45μm53μm以下
硬度モース 6.5/ヌープ500
比重2.5

処理事例

細かいガラスビーズ粒子を使うことで表面を傷めずにエンジンの油やカーボン、外装部品の泥やホコリなどの汚れをキレイに除去できます。特に金属は、処理後にピカピカで半光沢のある表面になります。

よくある質問

  • 洗浄により表面はどれくらい削れますか?
    塗装剥離に使用している研磨材(ガラスビーズ)は、小さいもので平均50μm程度の大きさです。研磨材が表面に与える影響は研磨材直径の1/20~1/50のため、表面の削れ量はわずか数μm程度です。また、表面は従来のブラストのような鋭角な山谷ではなく、ゴルフボール表面のような微細な半光沢のディンプル面になります。
  • 洗浄の前に脱脂を行う必要がありますか?
    ウェットブラストには脱脂と洗浄を同時に行う効果があります。噴射された研磨材が表面に付着した油や汚れごと薄皮一枚で削り取り、水が削られた汚れを除去することで洗浄と脱脂がウェットブラストのみで行えます。
  • 鉄だけではなくアルミやステンレス、もしくは樹脂に付着した汚れも落とせますか?
    ウェットブラストは研磨材が直接表面を削り取る物理的な加工法のため、鉄、アルミ、ステンレスや樹脂などの対象物の材質によらず、汚れを取り除くことができます。
  • 処理した後に表面はサビないの?
    ウェットブラスト後の表面は完全にクリーニングされ活性化しているため、鉄などを処理した後乾燥させるとすぐにサビが発生してしまいます。これを抑えるために、液の中にサビ止めの防錆剤を入れ、この液で処理を行います。処理後の活性化した表面は防錆剤の膜で包み込まれ、サビの発生はある程度抑えられます。ただし、防錆効果は長くは続かないため、塗装やコーティングなどの処理は必要になります。
  • どのくらいの時間で汚れが取り除けますか?
    ウェットブラストは研磨材粒子が水と混ざり一緒にノズルから投射されるため、空気中に舞い散ることなくすべての粒子が対象物に届き、汚れを除去します。大量の粒子が対象物表面を叩き汚れを削り取るため、驚くほど速く汚れが取り除けます。詳しくは処理事例をご覧ください。

ウェットブラストは手早くカンタンに、油やカーボンなどの汚れを取り除く画期的な洗浄法です。頑固な汚れでお困りの方は是非ご検討ください。

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