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コラム

愛車に長く乗ろう!日常点検5項目~エンジンルーム編~

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愛車に長く乗ろう!日常点検5項目~エンジンルーム編~

以前は“車の寿命は10年10万km”と言われていましたが、現代の車は技術の進歩により、最適なメンテナンスを行えば“30万~50万kmもつ”とも言われるようになりました。
故障が少なくなり耐久性が向上したことで、逆にメンテナンスが疎かになり、最適なタイミングがわからない方が増えているようです。

この記事では、愛車に長く乗り続ける為の基本的な点検ポイントを紹介します。

 




日常点検5項目~エンジンルーム編~

愛車に長く乗ろう!日常点検5項目~エンジンルーム編~

理想は車に乗るたびの点検ですが、少なくとも長距離を走行する前や1か月に1度は点検を行うようにしましょう。
(参考:JAF


1. ウインド・ウォッシャー液の量

タンクのレベルを見て、量が少ない場合は専用の液を補充します。
※寒冷地の方は、凍結防止の為に専用不凍液を使用してください。


2. ブレーキ液の量

ブレーキ・リザーバ・タンク内の液面がMIN~MAXの間にあるか確認します。
不足する場合は専用液を補充しますが、減りが激しい場合は液漏れの懸念があるため迅速に整備工場で点検してもらいましょう。


3. バッテリー液の量

バッテリー液の液量がLOWER~UPPERの間にあるか確認します。
不足する場合は専用液を補充しますが、バッテリーには寿命があるため、減りを確認したら早めに交換しましょう。


4. 冷却水の量

ラジエータ・リザーバ・タンク内の冷却水の量がLOW~FULLの間にあるか確認します。
不足する場合は専用液を補充しますが、減りが激しい場合は液漏れの懸念があるため、迅速に整備工場で点検してもらいましょう。


5. エンジンオイルの量

平らな場所でエンジンを停止し、オイルレベルゲージを抜き取ります。付着している油を拭き取り、もう1回ゲージを奥まで差し込みます。再度抜いて規定範囲内(L~H)に油面があるか確認します。
不足する場合は規定粘度のオイルを補充しますが、減りが激しい場合は迅速に整備工場で点検してもらいましょう。

エンジンオイルの減りが早い場合の対策

愛車に長く乗ろう!日常点検5項目~エンジンルーム編~

エンジンオイルの減りが早い症状は、オイルを長年交換していない等、メンテナンス不足が原因となっているケースが考えられます。適切な時期・距離ごとのオイル交換を実施しましょう。

それでも改善しない場合、エンジン内部部品が摩耗している可能性があります。
摩耗した隙間からオイルが上がり、燃焼室でオイルが燃える事で排気ガスに白煙が混ざります。ピストンリングが消耗したり、シリンダーに傷が入ったりすると、エンジンのオーバーホールは避けられません。


まとめ

愛車に長く乗ろう!日常点検5項目~エンジンルーム編~

今回は運転前の日常点検(エンジンルーム編)をご紹介いたしました。
日々の管理を怠ると、大規模な修理が必要になったり、修復不能な故障につながる場合もあります。愛車に長く乗り続けるために、定期的な点検を心がけましょう。
次回はトラブルが発生した場合の対処法についてご紹介します。 


豆知識/メンテナンス、オーバーホール、レストアの違い?

・メンテナンス
メンテナンスとは、機械や自動車・設備などの正常な状態を維持するために保守・保全を行うことで、今回のテーマである点検やお手入れなども含まれます。

・オーバーホール
オーバーホールとは、機械部品を細部まで分解し、清掃を行ったのち再度組み立て新品の状態のように戻すことで、メンテナンスでは行わない清掃や宇B品交換なども徹底して行います。

・レストア
自動車やバイク、時計など、故障したり、古くなって動かなくなったものを修復し、再生することをレストア(リストア)と呼びます。
古いビンテージものをそのままの形で現代に復活させる大人の趣味として近年注目されています。

レストアまでとはいかなくとも、愛車に長く乗るためには、エンジンやミッションのコンディションに合わせてオーバーホールを実施した方が良い場合があります。
エンジン内部に付着した油やカーボンなどの汚れは、いったん分解して洗剤や薬品を使った手洗い、高圧洗浄により取り除く方法が一般的です。しかし、これらの頑固な汚れは、汚れが取りきれない、除去に時間がかかる、洗浄後に表面が荒れてしまうなどの問題を抱えています。

そこで、これらの頑固な汚れを短時間できれいに除去できる方法が”ウェットブラスト”です。

ウェットブラストについてご興味をお持ちのお客様はこちら
簡単ウェットブラスト/処理事例“洗浄”

 

著者:営業部/営業技術課/駒澤

主に自動車部品業界、鍛造業界への装置導入を担当するマコー技術営業です。
開発部出身の技術知識を活かして、常にお客様のベネフィットを考えた提案をさせていただいています。現在の主担当は上記ですが、そもそもウエットブラストは非常に様々な用途で使用できる技術。当社の独自技術や他業界への導入事例など、お気軽にご説明の機会をいただければ幸いです。