ココット・オムレット・グランデットが選ばれる理由と他社製手動機との違い

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ウェットブラスト装置というと、自動化された生産ラインの一部を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし実際には、研究開発や試作、多品種少量生産、設備保全の現場において、手動ウェットブラスト装置は今なお欠かせない存在です。

処理条件を細かく調整したい、複雑形状や小型部品を目視で確認しながら加工したい、自動化するほどの数量ではないー。そうした現場では、自由に条件を変えられること安定して再現できることの両立が求められます。

ココット・オムレット・グランデットは、まさにそのようなニーズに応えるために開発された手動ウェットブラスト装置です。本コラムでは、手動機が選ばれる理由と、他社機・乾式ブラストとの違い、そして長く使われ続けている理由についてご紹介します。

 

その加工、手動機ならもっと自由にできるかもしれません




1.手動ウェットブラスト装置が選ばれる理由

ウェットブラスト装置は数多の部品生産ラインの一部として稼働しており、この部分を想像される方が多いかもしれません。
一方で、研究開発・試作・多品種少量生産・保全の現場では、今なお手動ウェットブラスト装置が重要な役割を担っています。特に以下のような場合、手動機の価値は非常に高くなると考えています。

ココット・オムレット・グランデットは、こうした現場のニーズに応えるために開発されてきました。

 

「自分の場合にも使えるのか」を、実際の事例で確認してみませんか。



2.他社の手動ウェットブラスト装置との違い

①ウェットブラスト専業メーカーならではのこだわり

他社からも手動ウェットブラスト装置は販売されています。しかし、ココット・オムレット・グランデットには、次のようにウェットブラスト専業メーカーならではのこだわりが詰まっています。

  • 投射材の循環利用に適したキャビネット形状と攪拌方式
  • 自動機と同一のノズル・耐摩耗材料の適用
  • 機能性とキュートな外観デザインの融合
  • 創業から積み上げたノウハウに基づく処理条件の提案
これらにより、ココット・オムレット・グランデットは機能を絞ったシンプルな構成でありながら、限りなく自動機に近い処理安定性・再現性を実現しています。


➁乾式ブラスト手動機との明確な差

乾式ブラストの手動機では、以下の課題が常につきまといます。

  • 処理品に対する、前脱脂、洗浄および乾燥が必須
  • 粉塵発生による作業環境の悪化
  • 除去した異物やバリの飛散・再付着

これに対し、ウェットブラスト手動機では、

  • ブラストと洗浄が同時に作用する
  • 水の効果で粉塵発生を抑制
  • 除去した異物は水を介して再付着(水膜上に存在)するため、容易に表面から洗い流すことができる
    (水膜キャリーアウト効果による再付着抑制)

といったクリーンな表面処理が可能です。

 



                 3機種の違いを一覧で確認してみませんか

3.実際のお客さま事例(株式会社竹中工務店様:大手総合建設業)


“ネジ山を傷つけず、サビだけを落としたい”
ボルト100セットの洗浄が「1週間→1日」に短縮


商業施設やオフィスビルの建設を手掛ける竹中工務店様では、タワークレーン用ボルト・ナットのメンテナンスにオムレットを導入していただいています。
従来は、回転ブラシ付きグラインダーでサビや汚れを除去していましたが、以下の課題がありました。

  • 粉塵が舞い、作業環境が悪い
  • 回転工具によるケガのリスクがある
  • ネジ山を潰さないよう神経を使う必要がある
  • 100セットの処理に約1週間かかる

そこで当社、手動ウェットブラスト装置「オムレット」を導入した結果、

  • 1セットあたり2〜3分で処理
  • 100セットの処理時間が約1日に短縮
  • ネジ山を傷つけず、サビ・汚れのみを除去
  • 粉塵が発生せず、作業環境も改善

という効果が得られました。

 

ご担当者様の声

ネジ山を傷つけずに、ここまで短時間で処理できるとは思いませんでした。 粉塵も出ず、安全に作業できるようになり、「自動化するほどではないが、品質と作業性は妥協したくない」というそんな現場に、オムレットはぴったりの1台でした。

 自社のワークでも同じように処理できるか試してみたい方へ


                  ▶ 相談前に、手動機を使った導入事例を見てみる



4.まとめ

ココット・オムレット・グランデットは、

  • 作業環境含めクリーンである
  • 加工の再現性が高い(品質の基準作りにも貢献)
  • 自動化可否判断の検証機

という特長を持つ、プロセスを設計するための装置としても長期間使うことができる手動機です。
2003年のリリース以来、

  • 表面の脱脂洗浄
  • 金属や樹脂成形品のバリ取り
  • 密着性向上を目的とした前処理
  • 塗装やコーティングの剥離
  • 酸化スケールやサビ取り、溶接等による焼け取り
  • 表面美装
  • 材料ダメージを抑えた表面処理
など、現在も多種多様な分野で使われています。

ココット・オムレット・グランデットは、単に手軽に使える手動機ではなく、クリーン、安全、高い再現性を備えた“プロセスを設計するための装置”です。条件出しや試作、複雑形状部品の加工、多品種少量生産など、自動化だけでは対応しきれない現場で、その力を発揮します。

また、処理条件の最適化や自動化可否の判断を行う検証機として活用することで、その後の自動機導入や量産ライン化にもつなげることができます。

「この加工はできるだろうか」「自動化の前にまず試してみたい」――そんな時は、まずお気軽にご相談ください。ウェットブラストが適用可能か、サンプルテストを通じてご提案いたします。


バリ取り・洗浄・前処理など、まずはお気軽にご相談ください。

                 
                    ▶ 対応可能な装置ラインナップはこちら


 

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手動ウェットブラスト装置総合カタログ リリースのお知らせ

この度、マコーではココット・オムレット・グランデットの違いや、用途に応じた選び方をまとめた「手動ウェットブラスト装置総合カタログ」を公開いたしました。
本カタログでは、マコーの手動ウェットブラスト装置の魅力を余すところなく詰め込み、各機種の特長や導入事例、選定ポイントを網羅した“完全版”となっております。手動ウェットブラスト装置の選定をご検討中の方や、既にお使いの方もぜひご覧ください。

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✎ 著者情報

グローバルマーケティング部 佐田 俊彦

 


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