はじめに - 自動車部品のバリ取りにおける省人化・生産性向上
自動車部品の製造現場では、バリ取り工程の省人化・自動化が大きな課題となっています。特に金属切削加工後に発生する微細バリや返りバリは、品質不良・組付け不良・安全性低下の原因となるため、確実な除去が不可欠です。一方で、従来のバリ取り工程は工具状態による生産性・品質のばらつき、粉塵飛散による安全性を含めた作業環境問題を抱えていました。また後工程の検査を削減・省略できないことも大きな課題となっています。
こうした課題に対し、当社が提案しているのがウェットブラストによるバリ取り工程の自動化です。本コラムでは、省人化と生産性向上、さらに環境問題の解決を同時に実現するウェットブラスト技術を解説します。
自動車部品は形状が複雑で、以下のような特徴があります。
従来方式によるバリ取り工程では、
といった課題が顕在化しており、結果として、自動化が難しい工程と考えられてきました。
一方で、部品形状に沿った加工となるため、根元の厚いバリを均して除去するような効果は得られない点は注意が必要です。
投射材材質(セラミック、ガラス、金属、樹脂、種子等)と粒径(数ミクロン~数百ミクロン)の選択が可能。
(対象部品の材質や、表面粗さや仕上がり外観などの要求仕様に合わせて選択可能)
対象ワーク:外形φ200mm × t20mm リング形状品
適用工程:機械加工後のバリ取り(半自動化へ展開)
処理時間:従来工程20分 → ウェットブラスト自動化後、2分に短縮 (約90%の工数削減を達成)
【その他の適用事例】
自動車業界では今後も、
が進むと予想されます。
「仕上がり品質を担保しながら、省人化と生産性向上する」という次世代の製造現場に向け、ウェットブラストによるバリ取り工程の自動化を提案いたします。
以上
また、ウェットブラストの原理やシステムについての資料は、以下のリンクよりダウンロードが可能です。
営業部 営業技術課 駒澤 祐樹