ウェットブラスト処理は水(液体)、微粒子(固体)、圧縮エア(気体)の3要素を使用し、処理対象物に付着した汚れを洗浄したり、表面を加工したりする技術です。
水を使用することで粉じんが発生しない、静電気や熱の発生を抑えることができる、緻密な処理面を対象物に創り出すことができる、処理対象物の材質や汚れの種類を問わないなど、様々な特長があります。
詳しくはこちらをご覧ください。
マコーの“簡単”ウェットブラスト
ウェットブラストを「手の出しにくい難しい加工技術」と感じていませんか?
マコーの「簡単ウェットブラスト」は、文字通り「簡単に」ウェットブラスト処理を行って頂ける装置ラインナップです。
「簡単」を謳うこれら装置の操作や管理は極めてシンプル。ですがその中身には、専門装置メーカーの当社ならではのこだわりが詰まっています。
信頼できる高い耐久性と専門メーカーならではの技術ノウハウを、ぜひ「簡単ウェットブラスト」でご体験ください。
ニュース
- 2024/05/30
- その他竹中工務店様による「オムレット導入事例」を公開しました
- 2023/10/24
- その他東邦パスカル様による「グランデッド導入事例」を公開しました
装置ラインナップ
各装置の特長
用途、キャビネットサイズを
広げた上位機種。
ココットの上位互換装置です。最大の違いは高い耐摩耗性です。ココットでは処理できない、強い研削力を必要とする処理が可能です。
用途例
洗浄 | シリンダーヘッドのカーボン、油汚れ除去 |
---|---|
ピストンのカーボン除去 | |
サビ取り | マフラーのサビ取り |
シリンダーブロックサビ取り | |
溶接焼け取り | ステンレスフロート焼け取り |
ステンレス部品焼け取り | |
塗装剥がし | クランクケース塗装剥がし |
クラッチカバー塗装剥がし |
事例詳細は下記でご確認ください
耐荷重はココットの5倍。
簡単タフな最上位機種。
高い耐摩耗性と大きなキャビネット、50kgまでの耐荷重性能を有する、簡単ウェットブラストのフラッグシップモデルです。
用途例
洗浄 | エンジンの洗浄 |
---|---|
ピストンのカーボン除去 | |
サビ取り | シリンダーブロックサビ取り |
ターボハウジングサビ取り | |
溶接焼け取り | ステンレスフロート焼け取り |
ステンレス部品焼け取り | |
塗装剥がし | クランクケース塗装剥がし |
クラッチカバー塗装剥がし | |
バリ取り | 樹脂フィギュアのバリ取り |
事例詳細は下記でご確認ください
導入の流れ
STEP
1
事例の確認
ご希望の処理に弊社製品がお役に立てるか、「処理事例」にてご確認ください。実機見学も可能です。
STEP
2
お見積り
お電話やメール、当サイト問い合わせフォームよりご依頼ください。お見積もりをご提出いたします。
STEP
3
導入準備
導入に際してお客様にご用意いただくものがございます。「導入に必要なもの」をご準備ください。
STEP
4
ご注文
お送りするお見積書に注文とご記入いただくか、御社専用の注文書をマコー本社まで送信ください。
STEP
5
お振込
弊社お振込み用口座にお振込みください。入金確認後、新潟県長岡市の本社より出荷いたします。
STEP
6
お届け
ココットは、通常は混載便での発送、オムレット・グランデットは、チャーター便での発送となります。
導入に必要なもの
コンプレッサー
出力5.5kW(約7.5馬力)以上、エア流量(吐出空気量)670L/min以上、エア圧力(吐出圧力)0.5~0.9MPaのコンプレッサーが必要です。
電源
AC200V、50/60Hz、3相、定格15A以上をご用意ください。装置との接続用に、本体には電源ケーブル(10m)が付属しています。
水道
水道に接続しなくても装置の稼動や処理は行えますが、接続することで、給水、キャビネット内の清掃、ワークの水洗が便利に行えます。
よくある質問
水を使ったウェットブラスト処理は処理後の表面が非常に緻密で、従来の乾式ブラストによるぎらついた梨地面とはまったく異なります。
また、油のついた部品もそのまま 装置に入れて処理できるため、脱脂やサビ取り、塗装浮かしなどの前処理が必要ありません。
さらに、乾式に比べ処理後の粒子の食い込み残留がほとんどありません。
詳しくはこちらをご覧ください。
当社のウェットブラスト装置は、研磨材と水を循環して使用し処理を行います。研磨材の種類によって異なりますが、基本的には長時間連続して作業することが可能です。
毎日装置を使い続けると、研磨材自体が割れてしまい徐々に加工が行えなくなります。
この場合には研磨材を交換します。処理条件にもよりますが、通常ガラスビーズやアルミナは5~10時間程度連続して使用することができます。
さらにジルコニアビーズやステンレスは粒子自体が硬いため、ガラスビーズの何倍もの耐久寿命をもっています。
常時研磨材の濃度管理をきちんと行い、定期的に粒子を交換し処理に最適な状態にスラリーを保つことをお勧めします。
基本的に使用後の研磨材は、すべて産廃にて廃棄をお願いいたしております。
削られた対象物や、除去された汚れ、油、金属など、使用後の研磨材には様々なものが混ぜ合わされており、こちらを分離することが非常に難しいため、使用後に研磨材を廃棄する場合には、まとめて産廃で廃棄頂いております。
ココットは研磨材に制限があり、洗浄専用の装置です。オムレット、グランデットは多様な研磨材が使用できるため、洗浄以外にも粗化や、研削、剥離にもご利用頂けます。さらにグランデットは、重量物にも対応しています。