ドリルのドロップレット除去
加工内容
- 洗う
- 取る
ウェットブラストによるドリルのドロップレット除去
切削工具表面に施されたPVDなどの、コーティング上に発生するドロップレット(粒状の突起、パーティクル)を、コーティング膜を痛めることなく除去し、耐溶着性、耐欠損性を向上します。
また、CVDコーティング面の引張応力を解放し、超硬チップ刃先の耐摩耗性を向上します。
処理のポイント
- コーティング膜に穴を開けずに、ドロップレットを除去可能
- 手や研磨器具の届かない複雑形状部品に有効
- ドロップレット除去と同時に表面を平滑化し表面粗さも低減可能
従来工法の問題点
- 3次元形状のワークは、ポリッシュ研削機などによるポリッシングでは研磨しづらい箇所がある
- ドロップレット除去と同時にコーティング膜も削れてしまう
- 研磨工程の自動化が難しい
- 切削工具使用時のガジリや焼き付きが発生する
処理前後比較

除去されたドロップレットは肉眼ではわかりませんが、処理後の表面は傷つかず、光沢が発生します。
表面拡大画像
ドロップレット除去

黒い点がドロップレットです。 ※処理後の黒く見える点は脱粒[ドロップレットの除去された窪み]の跡
表面粗さ


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