切削工具の刃先ホーニング
加工内容
- 削る
切削工具の刃先形状を、
±5%の高い精度でコントロール。
ウェットブラストによる工具刃先ホーニングは、高精度でバラツキの少ない加工で、高付加価値な切削工具製造を可能にします。
ウェットブラストによる切削工具の刃先ホーニング
切削工具(インサートなど)製造において発生する刃先のバリを、ウェットブラストで除去し、R付け(刃先ホーニング)を行うことでチッピングを防止します。高寿命かつ、バラツキの無い高品質な製品を安定生産することが可能です。同時にこの処理は、刃先先端のコーティング密着強度向上にも有効です。
また当社装置を用いた場合の特長として、K値(刃先形状)の容易なコントロールが実現できます。
処理のポイント
- 刃先のR付けをおこなうことで、切削工具の寿命を最大3倍に延長可能です
- 複雑形状も均一処理が可能です
- すくい面と逃げ面R比率をコントロールし、K値(A/B比)を1.0~2.0に制御可能です
- 微細研磨材により、±5%の高精度な処理が可能です
切削工具におけるプレス成型時の問題点
- 型と型の隙間にバリが発生する
- 刃先の先端部からのコーティングの剥がれが発生する
- ホーニング後の刃先のR形状がばらつく
ウェットブラストによる処理イメージ
プレス成型後
プレス成型により、型と型の隙間にバリが発生しています。
未処理
バリがある場合、端部がチッピングして欠ける可能性が高くなります。
ウェットブラスト処理後
刃先のバリを除去しRを付けることでチッピングを防止します。これにより、刃先の先端まで均一にコーティング可能となり、工具寿命が延長されます。
処理事例
超硬チップの刃先ホーニング
処理前
ウェットブラスト処理後
処理前
ウェットブラスト処理後
超硬チップのK値のコントロール
装置例
ワークサイズや処理内容に合わせて、以下の装置をご提案します。
しかし本来、当社の装置は、用途と条件を御社工程に最適化する、自由設計が基本となります。全てのお客様に、最適な仕様をご提供するのが当社の基本方針です。
まずはワークの素材やサイズ、処理目的、設備条件などをご相談ください。当社専門担当がご対応させていただきます。
切削工具用装置
- 自動機
ワークを個別にハンドリングし、一個ずつ自動処理を行う、ワーク1個毎処理方式です。そのため、高い精度で対象を加工できる点が最大の特長です。ウェットブラストから、水洗、パレットセットまでを自動で行います。
切削工具用装置
- 自動機
ワークを個別にハンドリングし、一個ずつ自動処理を行う、ワーク1個毎処理方式です。高い精度で対象を加工できる点が最大の特長です。また、類似装置の「RBI-203」と異なり、刃先形状(K値)を自動制御できます。
切削工具用ライン生産方式装置
- 自動機
インライン化可能な、パレット搬送方式の工具用連続自動装置です。複数のワークをパレット単位で一括処理するため、高い生産効率が特長です。ウェットブラストから水洗、水切りまでを自動で行います。
切削工具用ライン生産方式装置
- 自動機
インライン化可能な、パレット搬送方式の工具用連続自動装置です。複数のワークをパレット単位で一括処理するため、高い生産効率が特長です。ウェットブラストから水洗、水切りまでを自動で行います。
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