ガラス・レンズの表面粗化
加工内容
- 荒らす

ガラス・レンズの表面粗化とは
均一性の高い幅広ガンと数ミクロンの研磨材を使用した粗化を行うことで、ガラス表面にランダムでナノレベルの微細な凹凸を形成し、反射率や透過率のコントロール、濡れ性・密着性の向上、摺動抵抗低減などの効果を付与します。 ウェットブラストによる微細な粗化表面は、粗さと透過性を両立することが可能で、従来のブラストやフッ酸によるエッチングなどの薬品処理とは異なる表面を形成します。
処理の主な用途
- 液晶ディスプレイなどの反射を防止する防眩処理(AG:アンチグレア)の前処理
- コーティング・薄膜の接着前処理
処理のポイント
1. 微細な凹凸

2. 全面均一・高速処理


一般的なショットブラストに比べ、1/10~1/100程度の研磨材が使用できることで表面粗さを抑えることができ、ガラス表面にクラックなどのダメージを与えずカバレージの高い全面均一で高速な処理が可能です。
処理例
※横にスクロールしてご覧ください。
粗化後の透過率と反射率
微細研磨材を使用したウェットブラストは、表面に緻密な凹凸を形成することができ、透過率を維持しながら、反射率を低減させたり、濡れ性向上のための粗化が可能です。


粗化の効果:濡れ性・保持性の向上
物理加工による微細な凹凸が表面の濡れ性、液保持性を向上させます。
ウェットブラストによって表面に形成された微細な凹凸(ピン)が、広がった液滴の収縮や拡張を抑え液体をその場に保持します。 これを「ピンニング」と呼びます。
ウェットブラストによって表面に形成された微細な凹凸(ピン)が、広がった液滴の収縮や拡張を抑え液体をその場に保持します。 これを「ピンニング」と呼びます。

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