棒鋼材の酸化スケール除去
加工内容
- 取る
- 削る
ショット、酸洗を代替。クリーンな高精度酸化スケール除去

導入実績
導入実績国
5+
導入企業数
24+
総納入台数
56+
対象
棒鋼の酸化スケール除去(引抜前処理、表面の仕上げ)
ポイント
- スラッジ、廃水が大量発生する「酸洗」、処理ムラの起こる「ショットブラスト」を代替
- 自動化を可能にし、コストを削減し、高品質製品を安定生産するラインを構築
現工法の問題点を解消
ショットブラスト
処理にムラがあり、酸化スケール残りが発生するため、仕上げ工程には使えません。また、研磨材の打ち込みによる、棒鋼表面へのスケール埋めこみが起こりがちです。
ウェットブラストなら、
緻密で均一な加工を得意とするため、仕上げ工程に十分な処理品質です。また、加工時に水が表面を洗浄するため、埋め込みは大幅に軽減されます。
ピーリング
接触型加工であり、ツール自体が摩耗します。また、芯ブレの可能性もあり、同品質の生産、均一な厚さでの処理が苦手です。また比較的、取り代が大きくなりがちです。
ウェットブラストなら、
ウェットブラストは、ツールが摩耗しない非接触加工です。高いコントロール性を活かし、常に同じ加工力で、同品質の製品を安定生産できます。
酸洗(ケミカル処理)
ワーク同士の接触部に、処理ムラが発生するケースがあります。また、反応によるスラッジや排水が大量に発生します。処理に比較的時間を要するため、大量の在庫確保も必要です。
ウェットブラストなら、
ウェットブラストは、酸洗に対してはるかに速い加工や、前後工程とのインライン化を可能にします。また、スラッジ量も1/20以下に抑えます。
ウェットブラストを適用した工程例

ウェットブラストのメリット
完全自動化
スケールの除去、水洗・水切りまでを、当社装置はコンパクトに一体化できます。一例となりますが、前工程の圧延から、引抜、切断までをインライン化可能です。
工場環境改善
ショットブラストのような、熱、粉塵はありません。また、酸洗のような周辺腐食、異臭も発生しません。クリーンな環境での作業が行え、かつ、廃棄物も大幅に削減可能です。
多様な材質に対応
ウェットブラストは、物理的な加工による処理です。合金鋼、炭素鋼、ステンレスなど、素材ごとの耐薬品性に影響されず、様々な対象物の酸化スケール除去が行えます。
装置例

バー材用ウェットブラスト装置
BSB-012-C
棒状ワークを、連続自動処理する装置です。バー材の全周を、ムラなく高速に処理します。投入、ウェットブラスト、水洗、水切り、排出までを連続で行い、研磨材残留の少ない、クリーンなワークを排出します。
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ダウンロード資料
棒鋼デスケール
酸洗、ショットブラストによる従来工程を代替し、クリーンで精度の高い酸化スケール除去を可能にする、ウェットブラストによる棒鋼デスケール紹介資料です。
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