新技術開発のお知らせ｜WVB

ダウンロード資料｜WVB工法・装置の紹介

開発の背景

ウェットブラスト装置は、処理に用いる水や研磨材が周囲に飛び散らないよう、処理対象をキャビネット内に収める必要があります。
しかし、処理対象となるワークが特に大きい場合、上記の理由から巨大なキャビネットが必要となり、設置スペース、コスト増といった課題に直結します。
そこで、設置スペースやコスト問題を解決し、ブースに入りきらない大きなワークや、動かせない設備などへもウェットブラストを活用していただくことを目的として、今回の移動式ウェットブラスト、WVBの開発へと至りました。

特長

他工法との比較

仕組み

1. タンク内で混合された水と研磨材は、ポンプでくみ上げられ供給ホースを通って処理ヘッドまで移動します。
2. 研磨材と水は、処理ヘッド内で高速回転する投射インペラで加速しながら対象物に投射され、表面の洗浄や加工を行います。
3. 加工後の研磨材と水、および取り除かれた汚れは、ノズル内の吸引口から吸い込まれ、吸引ホースを通ってタンクに戻ります。
4. 再び水と研磨材はポンプでくみ上げられ循環再利用されます。

装置

試作機として開発したWVB（ウェットバキュームブラスト）装置は、屋外での使用を考慮したコンパクト設計で、100Ⅴ電源があればどこでも洗浄・加工処理が行えます。
処理に圧縮エアを使用しないWSB（ウェットショットブラスト）方式を採用し、コンプレッサが必要なく、省エネで省スペースです。処理ヘッド内で投射した粒子と水は、同じヘッド内で吸引して回収するため、周囲を汚さずクリーンな環境で作業が行えます。

ご意見をお寄せください

WVB（ウェットバキュームブラスト）は、今後のブラスト処理の可能性を広げる、新たな表面処理技術です。
現在当社開発部では、処理データの収集・検証を行っております。
この件に関するご要望、ご意見、ご質問などがございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。